ナーシングホーム西野

早めの熱中症対策を

こんにちは☀️西野看護師のTです。
 
先日、入居者様が真剣にニュースを観ておられ、「5月なのにね、多いんだね」と一言…📺
その内容が、今回のブログテーマでもある“熱中症“についてでした。

熱中症は、夏の強い日差しの下で激しい運動や作業をする時だけでなく、身体が暑さに慣れていない梅雨明けの時期から起こります。
また、屋外だけでなく、高温多湿の室内でも発症します。

近年では、温暖化の影響もあり、5月でも最高気温が25℃以上の夏日や30℃以上の真夏日となる日も多くなっています🌻☀️
そのため、熱中症の予防や対策が必要な時期も早まっているのです。
実際に、先月5/15〜/21までの熱中症による救急搬送数は、前年同時期と比べて約6倍だったそうです😵


そこで皆様、“暑熱順化“という言葉を耳にしたことはありますでしょうか?
これは、盛夏だけでなくその前から身体を暑さに慣れさせることを意味しています。
熱中症対策として、重要なポイントですね✍️

具体的には、軽い運動や入浴などで汗をかく事が対策に繋がると言われています。
(それに加えて、日々のバランスの良い食事や睡眠も大切です。)

そうすることで、低めの体温でも汗をかきやすくなります。そして気化熱により身体の内側にこもった熱を外に逃します。

また皮膚血管が拡張し、血流が増えることで放熱しやすくなるのです。

暑熱順化が上手く出来ていないと、身体の熱を外に逃す事が難しくなり、熱中症の危険性が高まります⚠️
これには個人差はありますが、数日から2週間程度かかると言われているため、早目の実践が必要です。

本格的に暑くなってからは…
1.こまめな水分補給(塩分も大切です)
2.扇風機やエアコンの活用
3.タオル等で身体を冷やす
4.涼しい服装の選択
5.部屋の風通しを良くする

などの熱中症予防行動が重要と言われています。

知識を深めて、自身で出来る対策を心掛けましょう😊
7、8月のピークよりも前に、余裕をもって体を暑さに慣れさせたいですね!


写真は起床後のO様です😊
美味しかった、と空になったコップを見せて下さりました🍵✨
そして、この日は少し暑かったので、ご本人様と相談し薄手のシャツを着用されていました👚

皆様、水分補給も忘れずに…
室内の温度や湿度にも注意し、
今年の暑さも乗り越えましょう💪☀️

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