ナーシングホーム琴似

5月から始める熱中症対策

若葉を渡る風が心地良く感じられる好季節となりました。こんにちはしあわせ琴似夜勤看護師のTです。熱中症は夏に起こるものと思っている方も多いのではないでしょうか。実は熱中症は梅雨入りの5月頃から発生します。特に5月はまだ汗をかくことに慣れていないため、急に気温が高くなると発汗がスムーズにいかず、熱中症のリスクが高まります。そこで今回は熱中症の原因と予防法についてご紹介します。

熱中症の症状

熱中症とは、暑さが原因で起こる体調不良の総称です。私たちの体温は37度前後のとても狭い範囲に調整し生命を維持します。しかし、熱の生産と放散のバランスが崩れると体温が急激に上昇して、様々な症状が起こります。

軽 傷 【救急処置で対応可能

  • めまい・失神
  • 筋肉痛・筋肉の硬直
  • 手足のしびれ・気分不快

中等度 【病院へ搬送が必要

◎頭痛・吐き気・倦怠感・虚脱感

重 症 【入院して集中治療が必要

◎意識障害・ケイレン・手足の運動障害

◎高体温

熱中症にならないための5つの行動

  • 衣類を工夫する。

ゆったりとした通気性の良い服で暑さを調整しましょう。麻や綿といった通気性が良い素材を選んだり、吸水や速乾性に優れた肌着、下着もオススメです。

  • 日差しを避ける。

日傘や帽子で直射日光を避ける。歩くときはなるべく日陰を選ぶこともオススメです。

  • こまめな水分補給。

軽い熱中症はのどの渇きを感じないため、意識的に水分をとるようにしましょう。

スポーツドリンクなどの塩分と糖分を含む飲水量は、水分の吸収がスムーズです。

  • 暑い日は頑張りすぎない。

適時に休憩をとり、頑張りすぎないようにしましょう。少しでも熱中症を疑うような症状がでたら、作業を中断して休みましょう。

  • 十分に睡眠をとる。

睡眠がしっかりとれていないと体温のコントロールが落ち熱中症にかかりやすくなる為睡眠を十分にとりましょう。

入所者様の熱中症対策は『ザ 風船バレーその2』です。

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