廃用症候群
こんにちは☆西野看護師Mです。2024になりました。今年もよろしくお願いします。
2024年のスタートに大地震がおこり様々なニュースを見て心が痛くなりました。
被害に遭われた皆様、謹んでお見舞いを申しあげます。1日も早い復興を心より願っています。
大規模な災害が起こったあとに、心配なことの1つが「廃用症候群」です。
「廃用症候群」とは、長期間の安静状態や運動量の減少によって身体機能が衰え、心身の様々な機能が低下してしまうことです。
大規模災害が起こった後、避難所や車中での生活を続けることで、運動量が減少するため、この「廃用症候群」になってしまうことがあるのです。
ただ災害時に限らず、寝ている時間が長い高齢の方や持病のある方も注意が必要です。
「廃用症候群」の予防のポイントはシンプルに、なるべく体を動かすことです。簡単なことのように感じますが、意識しておかないと、気がつけば何時間も動いていなかったということは起こります。
寝ている時間が長い方は、
・座る時間を増やす
・足首を回したり足の指を動かす
・体の向きを変える(体位変換)
・手足をもみほぐす
これらを意識的に行うだけでも廃用症候群は予防できます。
災害後に限らず、普段の生活でも取り入れていきましょう。
ちなみに西野に入居されている方々も
なるべく離床しリビングで過ごしたり、リハビリやレクリエーションを通して運動量を増やすよう取り組んでいます。
夜間の訪問では、下肢のマッサージやこまめな体位変換を行っています。
適度な運動を心がけ、今年も皆様が元気で過ごせますように。