ナーシングホーム西野

劇症型溶血性レンサ球菌感染症について

こんにちは、ナーシングホームしあわせ西野看護師T😆です。今日は劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)についてお話ししたいと思います🤔手や足の壊死などを引き起こし、死に至ることもある劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が、過去最多となるペースで増えているそうです😰劇症型溶血性レンサ球菌感染症は主に「A群溶血性レンサ球菌」と呼ばれる細菌に感染し、手足の壊死や多臓器不全などが起こる感染症で30代以上に多いとされ、症状が急激に悪化して死に至ることもあります😱溶血性レンサ球菌(いわゆる溶連菌)は、一般的には急性咽頭炎などを引き起こす細菌なのですが、稀に引き起こされることがある重篤な病状として、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)が知られています。国立感染症研究所によりますと、今年に入ってから今月5日までの国内の患者数は速報値で801人で、去年の同じ時期の2.76倍となっているそうです。怖いですね💦💦

初発症状:咽頭痛、発熱、消化管症状(食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢)、全身倦怠感、低血圧などの敗血症症状、筋痛などですが、明らかな前駆症状がない場合もあり後発症状としては軟部組織病変、循環不全、呼吸不全、血液凝固異常(DIC)、肝不全や腎不全など多臓器不全をきたし、日常生活を営む状態から24時間以内に多臓器不全が完結する程度進行します。A群レンサ球菌等による軟部組織炎、壊死性筋膜炎、上気道炎・肺炎、産褥熱は致命的となりうる疾患です。

治療:集中管理のもと、抗菌剤による治療や、壊死を起こしている部分を切除し感染の拡大を防ぎます。

予防策:飛沫感染や接触感染によって感染することから、手洗いや咳エチケット等の日常の標準予防策により、原因となる溶血性レンサ球菌(溶連菌)に感染しないことが拡大防止のために重要です。またまた、手足等の傷口から感染する場合があるため、傷口を汚い手で触らないなど、清潔に保つことが大切です✨

皆さんは、コロナ感染症が5類になり少し感染症への気持ちが緩まっていませんか?正直私は緩まっていました😂今一度気を引き締めたいと思います。それではまた👋♥️

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