居宅介護支援事業所

介護保険外のサービス

ケアマネジャーのHです。

日常生活への支援や介護が必要になって自宅で暮らす場合、介護保険以外にも役立つサービスがあります。

市町村が実施している「高齢者福祉サービス」で、要介護認定を受けていなくても利用できるものがあります。

例えば札幌市は約10種類。

どこもほぼ共通していますが、市町村によって種類や内容、利用条件、利用料も異なります。

代表的なのは、配食サービスです。1人暮らしで体が弱く、調理が難しいときに、栄養バランスの取れた弁当を届けてもらえます。

飲み込みづらい人向けに柔らかい食事や、糖尿病といった病気に配慮したメニューにも対応しています。

配達員が昼食や夕食を週数回から毎日届け、声をかけて安否を確認します。

利用料は1食500円程度です。

外出が難しいときは、理容師や美容師が自宅を訪問し、髪を切ったり洗ったりする訪問理美容サービスが利用できます。

また、要介護4・5かつ市町村民税非課税世帯の人などに限られますが、月6,000円程度を上限に紙おむつなど介護用品の支給を受けられます。

寝たきりの人の通院の送迎を福祉車両で行う移送や、寝具を乾燥させるサービスもあります。

急病などの際にボタンを押して消防署に知らせる緊急通報装置の設置や、自宅を訪問するゴミ収集などもあります。

玄関先から公道までの除雪は、道内の地域性を反映しています。

民間事業者も、配食や訪問理美容、移送などのサービスを独自に行っています。

市町村より割高ですが、要介護認定などの利用条件を設けていないことが多いです。

どんなサービスが利用できるのか、市町村の高齢者福祉担当窓口やケアマネジャー、地域包括支援センターに確認してみると良いかと思います。

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