ナーシングホーム西野

寒暖差疲労

初めまして。この度ブログを担当することになりましたしあわせ西野看護師Sと申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

ようやく雪解けが進み、春の訪れが近づいていますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

少しずつ春を感じるこの頃でも、日によって気温が大きく変動したり昼夜で大きな気温差が発生したりするため寒暖差を感じやすい季節でもあります。

具体的には、前日との気温差が最低5~7℃以上あると、寒暖差疲労につながりやすいので要注意です。秋から冬、または冬から春など、季節の変わり目で発生しやすいとされています。

体温を調整する自律神経が過剰に働いてしまい、全身倦怠感、冷え性、頭痛、首や肩こり、胃腸障害、イライラ、不安、アレルギー(鼻炎症状)などの様々な症状が出ることがあります。

対策の1つとして、入浴があります。

シャワー浴で済ませることも多いと思いますが

入浴により、身体を温めることも疲労回復に効果的とされています。寒暖差疲労で起こりやすい冷え対策になるだけでなく、血行が良くなることで身体に溜まった疲労物質の解消も期待できます。また、入浴は副交感神経を活性化するのに効果的なため、身体がリラックスした状態となり、寝つきも良くなります。

入浴には以下のような3つの効果があります。

①静水圧作用:湯船につかり、体全体に水圧がかかることで、むくみの原因となる滞留した血液を水圧で押し戻すことができます。水圧がかかることで血液の流れが良くなり、新陳代謝が活発となります。

②浮力作用:湯船につかり、体に浮力がかかることで、重力から解放され、関節や筋肉の緊張がゆるみます。リラックス効果や腰痛緩和効果認められます。

③温熱作用: 入浴による最大のメリットは温熱の作用です。お湯に浸かると体が温まり、血管が拡がって血の巡りがよくなります。それにより、全身の隅々まで酸素や栄養分が運ばれます。

なにかと忙しい現代ですが、ゆったりと入浴時間を確保して元気に春を迎えましょう。

桜が咲いたら、入居者様と発寒川沿いをお散歩するのが今からとても楽しみです🌸🌸

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