意思決定支援
Myほ~む童里夢看護師島田です。
神経難病の利用者様は、徐々に病状がすすんできて食事をする姿勢や食器を工夫しても細かい動作や食事を口に運ぶことが難しく、スムーズに飲み込めなくなってきました。
体力のあるうちに胃ろう造設をしてはどうかと主治医がすすめました。
もちろん口から食べることは可能だし不足分の栄養を補うということや手術の方法についても分かりやすい説明でした。
しかし、その提案に利用者様はとても険しい表情となりました。
利用者様からしてみると少しくらいなら食べなくても大丈夫と考えておられ、また手術での胃ろう造設というと言葉に恐怖心を抱かれたようでした。
利用者様が感じる素朴な感想も大切にしなければならないと思います。
自信を失いかけて意思をうまく伝えられずに自分の考え方が間違っているのではと口をつぐんでしまうこともあります。
栄養を補えればそれで解決するのか、他のことに目をそらしてはいないかと深く考えさせられました。
誰にでも自分の生活の方法を選ぶという本来の力や利用者様を取り巻く全体を看る必要があることに改めて気づかされております。