ナーシングホーム西野

転倒・転落について

こんにちは、しあわせ西野看護師Tです。今日は転倒、転落🫣についてお話ししたいと思います。

転倒・転落は、病院内🏥や施設🏘️で起こる医療事故の中でも高頻度で報告される項目です。
転倒は、筋力低下や認知障害、視力障害という内因性要因だけでなく、居住環境💺や部屋の明るさ✨などの外因性要因など、様々な要素が複合して転倒リスク🚨が増加します。転倒は、特別な場所だけで起こるものではなく、普段の何気ない生活場所にもリスクがあります。転倒してしまう因子は、大きく「内因性」と「外因性」に分けられ、内因性の要因は、身体機能低下や高次脳機能低下などに加え、栄養状態不良😵や薬剤性の因子も含まれています。外因性の要因は、段差や手すり、明るさなどの住環境設定に由来するものや、居室に放置された衣服や家財なども因子として含まれています。🤔

内因性の要因👀

◯認知障害―注意機能や低下などの影響

◯視力障害―緑内障や白内障などによる視力低下の影響で、段差や障害物が見えなくなる

◯感覚障害―平衡覚、表在覚、視覚などの低下により、バランスが取れず転倒につながる

◯筋力低下―筋力低下により良姿勢が保たれていない、理にかなった動きができず、転倒してしまう

◯可動性制限―身体が伸ばせず、重心移動が円滑でなくなり、転倒につながる

◯低栄養―栄養状態の悪化により、上記機能低下を助長し、転倒につながる

◯薬剤性―睡眠導入剤の服用、残存によるふらつき、転倒

◯めまいー起立性低血圧、回転性めまいなどによるふらつき、転倒

外因性の要因👀

◯床―床材の滑りやすさ、絨毯やカーペットで滑る、躓いて転倒する

◯段差―室内の軽微な段差、敷居の段差で躓いて転倒する

◯明るさー薄暗い状況で障害物を見落とす。白内障で、眩しくて障害物が見えづらくなるケース

◯手すり・ベッド柵―ベッドや椅子から、手すりの距離が離れている、手を伸ばし掴もうとして転倒するケース

◯衣類・家材―落ちている衣類、家財に滑って転倒するケース

転倒リスクは、人と住環境の組み合わせ次第でさまざまです。転倒・転落事故の頻度を減少させるため、なんとなくではなく上記のことを頭に入れて日々の関わりを持つことが大事です。私もしっかりとリスクを考えながらケアをしていきたいと改めて感じました。🙇

皆様、まだまだ寒い日🥶が続きますがお体にお気を付けください。それではまた🙌

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