介護サービスの専門職
ケアマネジャーのHです。
介護保険サービスは、介護・福祉分野の国家資格を持っている人や研修を修了した人、医療分野の国家資格や免許を持つ人が提供しています。
今回は、利用者様の生活を直接支える主な専門職について紹介します。
具体的には
➀介護職
②看護職
③リハビリテーションを行う専門職(リハ職)
に大きく分かれます。
食事や入浴の介助などを行う介護職の多くは、介護福祉士のほか、介護に関する知識や技術を学ぶ実務者研修や、介護職員初任者研修の修了者です。
こうした資格を持たない人も、認知症介護の基礎を学ぶ研修を受けています。
自宅に来て食事の介助をしてくれたり、掃除を一緒に行ってくれたりする訪問介護のヘルパーは、介護福祉士や実務者研修・初任者研修の修了者に限られます。
1人で各家庭を訪問するには、介護職の中でも一定の理式や技術が必要という理由からです。
看護師と准看護師もヘルパーになれます。
看護職は保健師や助産師、看護師、准看護師で、健康観察や医療処置などを行います。
リハ職は、歩いたり立ったりするのを指導する理学療法士、食事や入浴などの動作方法を伝える作業療法士、話したり食べたりすることができるように訓練する言語聴覚士です。
これら三つの職種が所属する事業所や施設は、サービスの種類よって異なります。
例えば、訪問看護では看護職のほか、リハ職がいる場合があります。
利用者様が事業所に通って入浴や食事の介助を受けるサービスや、特別養護老人ホームには、介護職と看護職がいます。
三つの職種が揃っているのは、介護老人保健施設やその施設に通って受けるリハビリのサービスです。