ナーシングホーム西野

家族が認知症になったら

こんにちは、西野看護師Mです。

先日、親が認知症になり戸惑っているという知人と会い、今回はこのテーマにしました。

家族が認知症になったら、経験する心のステップがあるので、ぜひ知って頂きたいです。

①戸惑い、否定

はじめに家族は戸惑いと否定の感情を抱きます。 「今までと違うな」「まさかうちの親に限ってそんなはずがない」「もともとの性格だったような」と否定しがちになります。

②混乱、怒り、拒絶

症状が進むと介護がどんどん大変になります。これまででは考えられない常識はずれな言動や行動に「どうしたらいい?」と感情的になりやすい時期です。

③割り切り、あきらめ

ステップ②を繰り返すうちに、割り切りやあきらめが出てきます。 「認知症なのだからイライラしても仕方ない」「注意してもすぐに忘れるからそのままにしよう」介護生活に慣れるとこのように考えることが多くなります。 周囲がおおらかな対応ができると本人の気持ちも安定しやすくなります。

④受容

認知症への理解が深まり、本人の今の姿を受け入れることができるのが最終ステップです。 本人の「できないこと」や「異常な言動」ではなく、「残された能力」や「良い部分」を見られるようになります。

受け入れることが出来るまでに誰でもこの4つのステップを経験するのだと、理解するだけでも気持ちが軽くなることもあるかもしれません。

また家族で介護をするのを楽にするためには、頑張りすぎないことが大切だと思います。

「やらなくても良いことは無理にしない」

これも必要ではないでしょうか。

認知症の症状は家族や身近な人に対して強く出る傾向があります。

大切な人に忘れられること、暴言を吐かれたり暴れられたりする体験はとても辛いことですよね。

介護認定を受け、介護サービスを賢く利用することで、少しでも負担を減らして頂きたいです。

今回は以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。

写真は本文の内容と関係ありません。西野のアイドルです♡

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