車椅子
しあわせ西野看護師島田です。
ある利用者様は、脳梗塞を起こしたあとに右手足の麻痺が残り、神経難病も加わってほとんど寝たきり状態ですが、残されている身体機能としては、簡単な言葉のやり取りができ、ベッド上で身体の向きを変える時も左手でベッド柵につかまることができます。
また、車椅子に乗ると絶妙なバランス感覚で左手足を動かして進んでおります。片手だけの車椅子操作は簡単そうでなかなか難しいものです。
片手でこぐと車椅子は動き出しますがそれだけでは片方に回ってしまいます。
利用者様は、左足で床を蹴るようにして姿勢を安定させ、身体でリズムをとるように廊下を行ったり来たりしています。
お一人での車椅子操作は、すれ違う人や障害物にぶつかることなく悠々とされています。
飄々として、どこか温かみが伝わってくる利用者様の自然な車椅子の動きに見とれていると並んで歩いていたのにさっさと追い抜かれる羽目になります。
ほぼ寝たきり状態の利用者様の生活は、看護・介護スタッフが手を貸してしまいがちですが、自分でできることは自分でするということの方が身体の機能維持に効果的と思われます。

