ナーシングホーム西野

中心静脈栄養について

しあわせ西野看護師島田です。

 当施設ではどのように中心静脈栄養を行っているのか、その実際についてお伝え致します。

人は、何らかの原因で食事や水分が口から摂れなくなった時、輸液が必要となります。

一般的な点滴は、指で静脈を確認しながら刺しますが、抹消静脈は血管が細く炎症を起こしやすいので長期には使用ができません。

 一方、中心静脈栄養は体内に留置したカテーテルを通して水分や栄養を補給する高カロリー輸液が可能な点滴です。

中心静脈は、血液を心臓に戻す太い血管のことですが、血流が早く炎症は少なくなります。CVポートという繰り返し刺すことができる機具を皮下に埋め込んでおり、専用の針を刺しております。
穿刺針を抜いてしまうと体外に出ているものはなくなり、活動が制限されないため、シャワーや入浴などがご本人や介護者にとっても簡単になります。

 CVポート挿入部は、防水の保護フィルム材を貼り、挿入部位を観察しやすくしております。中心静脈栄養を安全で効果的に行い、日常生活の質の向上と合併症予防に努めております。

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