ナーシングホーム西野

コミュニケーション

西野看護師Tです(^_^)

先日、入居者様の疾患について
勉強会が開催されました♪

今回のテーマとなった疾患は、
大脳皮質基底核変性症という神経難病です。

進行していくと、体が思うように動かなくなったり、言葉が出にくくなったりします。
発症後5年から10年で寝たきりとなる事が多く、発語も困難となっていきます。

現在は会話でコミュニケーションをとることが出来ていても、進行に伴い会話困難となり思いが伝えにくくなるでしょう。

私たちも何を訴えているのかわからず、必要なケアを行えない可能性があります。

なので会話以外でのコミュニケーション方法を今から準備する必要があります。
その方の訴えとして多い内容をみんなで理解し、選択肢を与えられる事がとても大切になります。

今回の勉強会では、スタッフみんなでその方が普段訴える内容について意見を出し合いました。
夜勤スタッフにだけ訴える内容や、入浴介護スタッフにだけ訴える内容もあり、スタッフ全員で共有する良い機会となりました。

たくさんの意見がありましたが、その方の訴えで多かったのは「トイレに行きたい」、「ポカリスエットが飲みたい」、「テレビをつけてほしい」、「メガネを洗ってほしい」などでした。

会話以外のコミュニケーションとして、それらを表す単語(トイレやポカリなど)を紙に書いたものを作成し、その中から指差しで選んでもらう方法があります。それであれば症状が進行しても意思疎通が可能と思われます。

今のうちからその方に合った方法を見つけだし、リハビリなどに練習として取り入れていく事で、いざ言葉で伝えることが難しくなった時にコミュニケーション方法の移行がスムーズに出来ると考えられます。

病気が進行しても今と変わらずにストレスなく思いが伝えられる様、スタッフ一同話し合いながら準備を進めていきたいです。

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