ナーシングホーム⼋軒

突っ張り棒

八軒看護師井村です。今回はつっぱり棒を使ったリハビリについてお話します。

臥床していることが多いO様は、手関節や肘関節が硬くなっています。マッサージやストレッチで少し改善しますが、良い状態が長く続きません。

そこで看護スタッフが自宅にあったつっぱり棒をもってきてくれました。ベッド柵につっぱり棒を横にわたして固定します。最初は関節が伸びず棒をつかむことができません。指の関節もかたまっています。マッサージとストレッチを繰り返し、筋の緊張がほぐれて肘や指が伸びるようになると棒をつかむことができるようになります。棒をつかむことで良い状態を維持することができるようになりました。

寝たきりなどの原因により、関節が正常な範囲で動かなくなってしまった状態のことを”拘縮”(こうしゅく)いいます。
このような状態を予防したり悪くならないように、こうしたリハビリをこれからも継続していきたいと思います。

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