褥瘡(床ずれ)も訪問看護で
しあわせ西野のおーちゃんです。
今日は 形成外科の先生による 皮膚トラブル のウェブ勉強会に参加しました。
高齢になると、様々な理由で皮膚トラブルが起きやすくなりますね。
そこで、皮膚トラブルと訪問看護について一部ご紹介します。
在宅でおこりうるケガ・キズ
・やけど
すぐに冷やすことが大事。
水泡(水ぶくれ)はやぶかない
湯たんぽやカイロによる低温やけどは一見わかりにくく危険!!
→湯たんぽや使い捨てカイロは使用しない!
やけどの深さによっては、手術が必要となる場合もあります。
・爪周囲炎
巻き爪(爪の両側が巻いてくる状態)や陥入爪(爪が周囲の皮膚に食い込んでいる状態)で爪の周りの皮膚が炎症を起こしている場合は、抗生物質の内服や切開して排膿が必要な場合もあります。
爪が食い込まないように手術をしたり、ワイヤーで巻いている爪を整復したりすることもあります。
・転倒によるキズなど
高齢の方の皮膚は薄く、乾燥しやすいため外部からの力で容易に皮膚が裂けてしまうことがあります。
日頃から保湿クリームやローションなどで保湿をしましょう。
・褥瘡(床ずれ)
自分で動けなくなった方は、寝た状態・座った状態で同じ姿勢を続けていると、同一部位が圧迫されることで皮膚の血流が悪くなったり、衣服のしわや摩擦で褥瘡ができてしまうことがあります。
初期の褥瘡であれば、1~2週間で治ることがありますが、悪化すると手術が必要になることもあります。
私たち訪問看護師は、日々利用者様のおうち(ご自宅・施設)に訪問しています。
動ける方もいらっしゃれば、動けない方もいらっしゃいます。
訪問の時間、
「足が冷えてねむれない」何気ない会話の中から、カイロ使ってないかな?と話を掘り下げて危険がないか確認をしたり。
糖尿病や、下肢の血流障害がある方はキズができると治りずらいので、爪切りをしながら足の状態を観察したり。
日常生活での留意点をアドバイスしたり。
動けない方には、エアーマットの導入や、体位交換や皮膚状態の観察を行なったり。
転倒予防のためのリハビリをしたり。
皮膚トラブルへの軟膏処置を行ったり。
利用者様の状態に合わせて予防や観察・処置まで様々なことを行っています。
ご自宅で寝たきりで褥瘡ができてしまった!
そんなときも往診の先生と連携をとって、訪問看護師が訪問し褥瘡の処置も可能です。
お困りのことがありましたら、ご相談ください。