居宅介護支援事業所

住民限定のサービス②

ケアマネジャーのHです。

前回に続いて、住民限定のサービス(地域密着型)についてお話したいと思います。

認知症の方の支援に特化した二つのサービスも地域密着型に該当します。

一つは、認知症の方が家庭的な雰囲気の中で共同生活を送る「グループホーム」です。

5~9人が一緒に暮らし、生活空間にはそれぞれの個室のほか、共用のスペースや台所、食堂、浴室があります。

多くのグループホームでは、こうした生活空間を二つ設けて運営しています。

少人数なので、他の入居者や職員と近しい関係になりやすいのが利点です。

一緒に調理や掃除、体操を行い、認知症に関する研修を受けている職員が食事や入浴、排泄を支援します。

地域の一員として清掃活動や花壇の整備に参加している所もあります。

看取りに対応しているグループホームもあります。

こうした環境から、認知症の人が安心して暮らせると言われています。

もう一つのサービスは、認知症の人だけが通う事業所や施設です。

1日の利用定員は12人以下と規模が小さいので、他の利用者や職員と関係が築きやすいです。

運動やレクリエーションに参加したり、食事や入浴の介助を受けたりしながら、朝から夕方まで過ごします。

グループホームのように、食事を作ったり掃除をしたりする所もあります。

住んでいる市町村にグループホームや事業所があるかどうかは、市町村の介護保険担当窓口やケアマネジャー、地域包括支援センターで確認することができます。

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