まめ知識,  ナーシングホーム⼋軒

経管栄養

八軒看護師井村です。
現在しあわせ八軒には、胃瘻から栄養を注入している方が6名いらっしゃいます。

年齢や体格も違いますので、注入している栄養剤の種類や量は一人一人違います。
栄養剤には液状タイプの物と半固形タイプの物がありそれぞれにメリット、デメリットがあります。
そのため、注入時の状態や便の性状などから製剤の変更を医師と相談することもあります。

注入時に注意することは、逆流を防止することです。ベットの頭側を上げて注入しますが、逆流を防止するだけでなく安楽な体位で注入できるようにしています。スタッフ間で統一した関わりができるよう、注意点を記入した紙を見やすいところに掲示しています。

また経管栄養をしている方は、口を使って食事をしていないことにより唾液の分泌量が減り、自浄作用が低下している状態になります。経口摂取をしていなくても口腔ケアは誤嚥性肺炎を予防のうえでとても重要です。そのため、経管栄養を始める前には必ず口腔ケアを行っています。

当施設には意思疎通が難しい方もいらっしゃいます。処置前後の状態の観察はもちろんのこと、安全で安楽な生活していただけるようこれからも一つ一つのケアを大切に行っていきたいと思います。

経管栄養 はコメントを受け付けていません