ナーシングホーム西野

あずきカイロ

西野看護師の安藤です。
4月になり、ようやく暖かい季節の到来ですね。
施設内、時々窓を開け換気をしてもいつも暖かいのですが、
入居者様の中には、年中手足の指先が冷たい方がいらっしゃいます。 
指先が冷たいと、冷えを感じて辛いですね。
でも、それだけでは済まないのです!
皆さまもコロナ禍で知ることになったかもしれませんが、パルスオキシメーター。
血液中の酸素飽和度を測るこの機械は、指に挟んで測定するものなのですが、冷たくなっていると、正しく測定できません。
何度も指を変えたり揉んでみたり毛布にくるんでみたり…
結局測れないことも多いのです。
そこで、あずきカイロを作ってみました。
麻や木綿100%の布にあずきを入れたもので、
レンジで30秒から1分チンするだけ。
あずきに含まれている水分が加熱により天然の蒸気となり温まります。
湿熱といい、ホッカイロなどの乾熱と違って、身体の芯まで温めてくれます。
持続時間は30分くらいですが、空気中の水分を吸って戻るので、4時間ほど間隔を空ければ、1年ほど繰り返し使っていただけます。
指先を温める時だけでなく、
腹痛の時にお腹を温めると和らぐ効果もあるので、使っていただいています。

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