9月の健康管理 ~秋・冬の感染症に備えて~
こんにちは、ナーシングホームしあわせ琴似夜勤看護師Mです⭐️
9月に入り、少しずつ秋の気配を感じる季節となりました。日中はまだ暑い日もありますが、朝晩は涼しくなり、季節の変化を感じることも増えてきました。
季節の変わり目は、気温や湿度の変化などから体調を崩しやすい時期です。また、これから秋・冬にかけては、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの呼吸器感染症が流行しやすくなります。
高齢者施設では、感染症が一人から複数人へ広がる可能性もあるため、日頃からの健康観察と感染予防がとても重要です。
「いつもと違う」を見逃さない
看護師が日々の健康観察で大切にしていることの一つが、「普段との違い」です。
発熱や咳、鼻水、咽頭痛など、分かりやすい症状だけではありません。
「今日はいつもより元気がない」
「食事があまり進まない」
「水分を摂る量が少ない」
「眠っている時間が長い」
「いつもより呼吸が速い」
「会話や反応が少ない」
このような小さな変化が、感染症の初期症状として現れることもあります。
特に高齢者の方は、感染症にかかっていても高熱が出ない場合があります。そのため、体温だけで判断するのではなく、食事・水分摂取量、排泄、睡眠、表情や活気、呼吸状態など、全身の状態を合わせて観察することが大切です。
⭐️インフルエンザと新型コロナウイルス感染症
インフルエンザでは、発熱、悪寒、頭痛、関節痛や筋肉痛、倦怠感などが比較的急に現れることがあります。一方、新型コロナウイルス感染症では、発熱や咳、咽頭痛、倦怠感など、さまざまな症状がみられます。
ただし、症状だけでインフルエンザと新型コロナウイルス感染症を区別することは難しいため、症状がみられた場合には、必要に応じて検査や医療機関への相談につなげることが大切です。
また、感染症による発熱や食欲低下などから、水分摂取量が減少し、脱水につながることもあります。
⭐️施設で取り組んでいる感染対策
施設では、感染症を「持ち込まない・広げない」ために、日頃から基本的な感染対策を行っています。
・手洗い、手指消毒の徹底
・咳やくしゃみがある場合の咳エチケット
・定期的な換気
・共用部分や物品の環境整備
・入居者様の健康状態の観察
・感染症発生時の早期対応
・必要に応じた居室での対応やゾーニング
感染症対策は、特別なことを一度行えば終わりというものではありません。毎日の積み重ねが、施設全体の感染予防につながります。
⭐️看護師として大切にしていること
看護師は、入居者様の「いつもの状態」を知っておくことを大切にしています。
毎日の体温や血圧、脈拍、SpO₂などのバイタルサインだけでなく、食事や水分摂取の状況、排泄、睡眠、活動量などを確認し、普段と比べて変化がないかを観察しています。
「少し元気がないけれど、熱はないから大丈夫」と決めつけるのではなく、小さな変化にも目を向けることで、早期発見・早期対応につなげていきたいと考えています。
また、感染症が疑われる場合には、入居者様の状態を確認しながら、必要な感染対策を行い、他の入居者様への感染拡大を防ぐことも重要です。
🍁秋・冬を元気に過ごすために⛄️
感染症を完全に防ぐことは難しいですが、日頃から体調を整えておくことも感染予防の一つです。
十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な水分補給を心がけ、無理をせず体調に合わせて過ごしましょう。
ご家族や面会に来られる皆様も、発熱や咳、咽頭痛、倦怠感などの体調不良がある場合には、面会を控えていただくなどのご協力をお願いいたします。
9月は、これから始まる秋・冬の感染症流行に備える大切な時期です。
看護師として、日々の小さな変化を見逃さず、入居者様が安心して過ごせるよう健康管理に努めていきます。
施設全体で感染症対策を意識し、今年の秋・冬も皆様が元気に過ごせるよう、一緒に感染予防に取り組んでいきましょう!

