マッサージ
こんにちは、ナーシングホ-ムしあわせPLUS看護師Kです。
訪問看護での出来事。
「今日は、マッサージして欲しいなぁ」とリクエストを頂くことがあります。
医療訪問の際、リハビリを実施しておりますが、利用者様のご希望を伺うこともしばしば。S様はその度に、う~ん・・・と考えて、「今日は、マッサージして欲しいなぁ」と笑顔でリクエストして下さいます。
こんなに笑顔でマッサージをリクエスト頂けるとなんだか嬉しい気持ちになります。
神経難病の方もそうでない方も、「筋肉のこわばり」にはマッサージが効果的。
マッサージにより筋肉をほぐす事で、血流やリンパの循環が改善され、代謝が良くなります。
代謝が良くなると老廃物が流れ出し、筋肉の疲労回復や身体機能の改善がなされるそうです。
さらに、筋および筋膜の柔軟性を向上させることにより、運動機能を高める効果があるとも言われています。
神経難病の方は、筋肉の固縮が初期の段階から見られます。腕や足などの筋肉が強張って固くなり力が抜けにくいため、スムーズに動かすことが難しくなることから、日常生活で最も支障が大きいと言われています。
その為、継続的なマッサージは日常生活動作維持へのケアに繋がっていると言えます。
マッサージって凄いですね。
「今日は、動きたくないなぁ」「今日はなんだか動けないなぁ」なんて時もマッサージを受けたあと、動き易くなって楽になった経験のある方は少なくないかと思います。
それほど、神経難病の方にはマッサージがオススメ。
ただし、効果を得られるためには、適切な圧を加える事とマッサージする手が温かい事が大切なんだそう。
なかなか難しいです。
不快な相手ではないという事も重要だとか。
信頼関係が重要なのですね。
最近、按摩の先生方が利用者さまをほぐして下さっています。「気持ち良かった」「楽になった」とのお言葉も頂いています。
按摩の先生がいらっしゃらない日は、できるだけマッサージをして差し上げたいなぁと。
私も『効果的なマッサージ』への鍛練をして、日常生活動作の維持のケアに務めたいと思う今日この頃です。