認知症のケア技法をご存じですか?
季節は冬の真っ只中ですが⛄春には外出できる入居者様と一緒に写真の様な花を愛でています😊
暖かくなるのが待ち遠しいですね😸


さて、皆さんは『ユマニチュード』という言葉をご存じでしょうか?
ユマニチュードとは認知機能が低下した高齢者や認知症の方に対する
ケア技法の1つです。フランス語で「人間らしさを取り戻す」という
意味をもつ造語です。
ユマニチュードでは「本人のレベルに応じたケア」を提供するのが基本です。
ケアのレベルは以下の3つに分類できます。
①身体機能や能力などの回復
寝たきりの場合、筋力の低下や関節可動域の縮小などは症状を悪化させる
原因となります。そのため、少しでも立位保持ができるようであれば、
清拭(せいしき)を立ったまま行うなど、可能な限り回復に努めた生活を心がけます。
②身体機能や能力の維持
身体機能や能力などの回復が難しい場合、2つ目の目標として、現状の
能力を維持するケアを行います。できるだけ車椅子を使わずに歩くこと
などを、日々の行動のなかに取り入れます。
③最期まで寄り添う
心身の回復や身体機能の維持が難しくなった場合、残りわずかな力を
奪わないように気をつけながら、できるだけ穏やかな最後を迎えられるように寄り添います。
そしてユマニチュードのケアを実践するうえで、基本となるのが以下の「4つの柱」です。
・見る
視線の高さや話し方、さらに体への触れ方に気を配ることで、「大切に思っている」ということを相手に伝えることができます。同じ高さから目線を合わせることで平等な関係性であることを、正面から見つめることで相手への誠実さを伝えることができます。
・話す
話すときは、ゆっくりと穏やかに話すように心がけます。返事がない場合などは「左腕を少し上げます」や「温かいタオルで左手の甲を拭いています」といった言葉を重ねることは介護を受けている側が「自分の存在」を改めて認識する大切な機会となります。
・触れる
愛しい人に触れるときのように、優しく包み込むような動作で触りましょう。触れる際は皮膚の接触面積をできるだけ大きくして広い範囲で触れるようにすると、安心感を与えることができます。
なお、肩や腕など体の鈍感な箇所から触れていくことも大事です。
・立つ
「立つこと」は、尊厳や人間らしさの象徴でもあります。そのため、立つことをあきらめず
「いかに立位を組み込めるか」を意識してケアすることで、人間としての誇りを取り戻すきっかけにもなります。人の身体は立つことによって体の機能を保つことができます。
そして、意識して立つ訓練をすることで寝たきりを防ぐこともできます。
ユマニチュードは、介護される人・介護する人のどちらも人間らしくいられる理想的なケア技法です。
ユマニチュードを行うには、介護する人に余裕がないと難しいという側面もあります。
ですから、無理せず、負担にならない程度で取り入れて、実践してみるのもいいでしょう。
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