ナーシングホーム西野

意思伝達装置

こんにちは☺️西野看護師のTです。

突然ですが、皆様はコミュニケーションといえば何を思い浮かべますか?
発話(声)、目線、ジェスチャー、文字でのやりとりなど色々あるかと思います。
中でも声や文字は、より直接的に相手に意思を表出する大切なコミュニケーションツールですよね。

ですが、あらゆる病気によってそれらに必要な機能が失われてしまうこともあります。
例えば、麻痺の出現によって身体の動きが制限され文字が書けなくなる、脳からの信号が筋肉へ伝わらなくなり発声が困難になるなど‥。

そこで、上記のような症状がある場合でも、目線や身体の一部分の微かな動きをキャッチして、その方の意思表出をサポートしてくれるものがあります。それが題にもある「意思伝達装置」です!



現在、しあわせ西野には、病気の症状によって発話や文字でのやりとりが困難な状態の入居者様がいらっしゃいます。
そして、意思伝達装置を実際に使用されています。
これにはいくつか種類があります。
その方は、指の動きのみで操作できるタイプのものを使用されており、伝えたい内容が装置の画面に文字として表示されます。本当に凄い機械ですよね。

ただ、その機械でも伝えきれない細かいニュアンスや心身の変化もあるかと思います。
そのため私たち看護師は、全て装置に頼るのではなく、表情やバイタルサインなどを観察し些細な変化にも気が付けるような関わりを大切に考えています。


利用者様一人ひとりの個別性を考慮したケアを提供させて頂くうえでも、変わらず日々のコミュニケーションを大切にしていきたいです😊

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