『九月二十日のころ』
はじめまして🍀ナーシングホーム平岸、夜勤看護師のTです。
北海道も少しずつ秋の足音が聴こえてきましたね🍁
タイトルは徒然草の一節です。徒然草は兼好法師によって書かれたとされる随筆です。清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と並び、「古典日本三大随筆」と言われています。
物語はこの後、作者は夜が明けるまで月を見て歩き回ったと続きます。徒然草は鎌倉時代に書かれたとされていますので、昔から月は魅力的な存在だったのですね🌕
ということで、今回はお月見についてブログを書きたいと思います✍️
古来から、日本で月は神聖な存在とされ、古くは縄文時代から月を愛でていたそうです。お月見の概念が中国から伝わってきたのは859年頃で、平安時代の貴族の間で、瞬く間に流行しました。
当時のお月見は、お酒を楽しみながら、船の上で詩歌や管弦に親しむ風流なもので、貴族たちは空を見上げて月を眺めるのではなく、水面や盃の酒に映った月を愛でていたそうです。とても風情がありますよね✨
その後、お月見が広く庶民の間で広がったのは江戸時代で、十五夜の頃は、稲の収穫が始まる時期であるため、十五夜は秋の収穫を喜び感謝する日とされてきました。今も脈々と受け継がれている美しい文化ですね🌾
今年の十五夜は9月10日(土)で、なんと満月と重なりました✨十五夜は必ずしも満月というわけではないので、今年は当たり年でした👏札幌でははっきりと満月が見られましたね🌕
コロナ禍や日々の喧騒に追われ、なかなか親しい方やご家族に会えない辛い日々を過ごされていると思います。ほんの些細な時間でも、お団子を食べながら月を眺め、大切な方々へ想いを馳せるのはいかがでしょうか☺️🎑
9月11日、ナーシングホーム平岸で、入居者様手作りの特製白玉団子を皆様で召し上がりました😋皆様の笑顔が印象的で、とても喜ばれていましたよ😊
装飾品も皆様で協力して作成しました😄
それではまた✨