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保護帽子

こんにちは、八軒看護師井村です。

しあわせには神経難病と言われる疾患をお持ちの方がいらっしゃいます。疾患の種類はいくつかありますが、共通する症状の1つに運動障害があります。足がすくんでしまつたり、バランスが悪くなったりして転倒しやすくなります。疾患によっては後方への転倒が多く危険をともないます。

Kさんも入院中から何度か転倒し、頭部を打撲することがありました。そのため保護帽子の使用を勧められていましたが、退院の時には間に合いませんでした。

その帽子かやっと届きました。保護帽子ということでヘルメットのような物を想像していましたが、届いた帽子は想像したものよりずっとおしゃれなものでした。
「帽子は外でかぶるものだ」とあまりお気に召さない様子でしたが、皆から「格好いいですね」「似合ってますね」と声をかけられ室内で帽子をかぶることに抵抗がなくなったようです。

帽子で頭部を保護することはできますが、まずは転倒しないようにすることが大切です。利用者様が危険なく動けるよう、物や手すりの位置などを調整したり、転倒時はその原因を追求し対策をとっていきたいと思います。

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