にぎにぎ…カニパン
西野看護師の安藤です。
季節柄、でしょうか。
白癬菌の症状がある人が最近多い、と往診医が言っていました。
難病により手の変形や拘縮があり、
常に指と指が接触しているような方の場合、
手を洗い、清潔、乾燥状態を保つということがとても大変です。
清潔が保たれにくく、臭いがしてきたり、ふやけたり、湿疹が出たり。
足だけでなく、手の指の間などに、水虫の原因である白癬菌が出る場合があります。
ギュッと握ってしまう手の平を、くっ付いてしまう指と指を、ミニタオルなどを丸めて握って貰っても何だかしっくりこない…
家にあるモノで何か作れないか調べてみたところ、手の拘縮予防の、にぎにぎクッションがヒット。
通称、形が似てることから、カニパンとも言うそうです。
材料は、手袋、綿、針と糸だけ。
しかも、綿を入れて縫うだけと、簡単に作れ、なんと材料も全部ウチにあるではありませんか。
早速作ってみました。
手の小さい女性の方なので、実際には、軍手よりも、綿手袋の方が、手の負担が少なく装着でき、無理なく指間も開いた状態を保てました。
使用感を聞いたところ、よさそうです!
指間にふんわり程よく挟まっていて、ホールド力があり、落ちにくいです。
中はポリエステル綿なので、そのまま洗えるとのこと。
訪問看護で手浴させていただき、
にぎにぎを常に使用することで、
手の清潔、拘縮予防につながれば、という思いで、日々関わっています。