ナーシングホーム琴似

水分ってどのくらいとったらいいですか??

琴似、日勤看護師のKです☀️

6月に入りました!気温もどんどん上昇してくる時期ですね。食中毒や熱中症にも注意が必要な時期。

今回は水分摂取の必要量について深掘りしていきます!👩‍🔬

みなさんは1日にどのくらい水分をとっているでしょうか?食事の時や入浴後、または喉が渇いたらなど、意識的には摂っていないかも知れませんね。

どんな時に身体の水分は失われてるでしょうか?

入浴、運動、発熱、下痢などなど沢山ありますが…

入浴🫧では、約800mlの水分が失われると言われています。

(41℃のお風呂に15分入り入浴後30分安静にしていた時に失われる水分量)

発熱時🤒は体温が1℃上昇することで汗、不感蒸泄として喪失する水分量が約150ml増加します。

さて、1日の必要水分量ってどのくらいか?の話しでしたね。

簡易計算式での必要量によると

✴︎1日の必要水分量(ml)

=年齢別必要量(ml)×現在の体重(kg)

でざっくりわかります。

※年齢によって必要量は変わります。

65歳以上の計算式でいうと

25ml×現在の体重=1日の水分量目安となります。

具体的な例をあげますと

75歳、体重50kgだとしましょう。

1日の必要水分量を計算すると

1250mlとなります。

食事に含まれる水分量は、これまた計算式があります。

✴︎食事に含まれる水分量=摂取カロリー×0.4

だいたい1500Kcal(当施設も3食分で概ねこのくらいです)だとしたら600mlとなりますね。

上記の例えでいうと

食事以外の1日に必要最低限の水分量は650ml(3食全量摂取できた状態で)となります。

なので一般的には食事3食きっちり食べた上、それ以外に650ml以上(75歳、50kgの場合ですが)水分摂取が必要となります。これはこの条件での最低限の量です。

入浴、運動、発熱、脱水、下痢など失われる水分量が増えたら、それに応じて変化します。

施設では、ご利用様には1日1000mlを目安に水分摂取できているかお声かけしたり、また極端に少ない場合は水分量をチェックしたりしております。

 ※膀胱留置カテーテルが入っている方は1500mlは飲んでいただきたいところですが「そんなに飲めません」と言われることが多くなかなか難しいようです。

調子を崩す時は何かしら不足してることが多いと感じます。

神経難病の利用様の中にはオフ症状で飲めない食べれない事もあります。そういった疾患が無い方であっても摂取量不足により体調不良となる場合があります。

また、いつも服用している薬の中で下剤や利尿剤を内服されていることも多く、体調が悪化した際にお薬の作用が強まったり(脱水などが進み、長引くと腎臓の機能も低下してしまうんです。)身体の中の電解質バランスが崩れてしまったりで色々影響がでてきます。

食事前後、運動前後、入浴前後などこまめに少しずつ意識して飲めるようにお声かけし、どうしても足りない場合は点滴の助けをかりながら、日々の体調管理に気をつけていきたいですね😊

🌟5月の琴似の様子🌟

日頃、昼食前介護スタッフ主導で体操を行なっています。風船バレーは時々行っていますが、この日は昼食前と午後からと行なっていた時の様子です。体操は進まなくても風船バレーはお好きな方が多いです^_^。半年間、ブログ担当させていただきましたが6月で最後となりました。最後まで読んでくださりありがとうございました♪

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